PS4ソフトはPS5で動く?互換性の実力と失敗しないデータ移行
ps5 ps4 互換性について疑問を抱くゲーマーは今なお少なくない。結論から言えば、前世代機であるPlayStation 4(PS4)向けにリリースされた全タイトル中、99%以上という凄まじい比率でPlayStation 5(PS5)上でのプレイが可能だ。グラフィックの強化はもちろん、ロード時間の劇的な短縮といった恩恵を享受できる一方で、知っておくべき細かな制約やデータ移行時のトラップも存在する。
かつて新ハードの登場とともに旧作が置き去りにされてきた歴史を振り返れば、今のps5 ps4 互換性が実現した環境は夢のような進化と言える。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が設計段階から注力したアプローチが、ゲーム体験の継続性をコンシューマーゲーム業界の新たな標準として定着させたのだ。
なぜ99%以上動くのか?驚異の後方互換性を支えるアーキテクチャの秘密
PS5の設計において最大の課題の一つが、4,000本を超えるPS4用タイトルをいかに破綻なく動作させるかだった。ハードウェア設計を統括したリード・システム・アーキテクトのマーク・サーニー氏は、開発初期段階から後方互換性の確保を核心目標として掲げた。
従来のゲーム機では、世代が変わるたびに内部構造が激変し、過去のソフトを動かすには高コストなエミュレーションや専用チップの搭載が必要だった。しかしPS5は、PS4と同じx86-64アーキテクチャを継承しつつ、プロセッサ内に「PS4互換モード」を直接組み込む設計を選択。これにより、何千ものタイトルが複雑な移植作業を経ることなく、そのまま動くシステムが完成した。
ロード時間が劇的に消失!超高速SSDとブーストモードがもたらす神進化
PS4世代のゲームをPS5で起動した際、最初に衝撃を受けるのが処理速度の次元の違いだ。PS5に内蔵されたカスタム仕様の超高速SSDは、データの読み込み速度を前世代比で数十倍に引き上げた。広大なオープンワールドを探索する作品や重厚なアクションRPGにおいて、ファストトラベルやリトライにかかる待機時間が一瞬で完了する快適さは、一度体験すると元には戻れない。
さらに見逃せないのが「ゲームブースト機能」の存在だ。PS5の計算能力を活用することで、フレームレートが不安定だったPS4ソフトが滑らかな60fps(あるいは120fps)で固定表示されたり、可変解像度のゲームが常時4Kクオリティでレンダリングされたりする。『グランツーリスモ7』のような精密な描写とコンマ一秒の反応が求められるタイトルでは、ロード速度の向上とフレームレートの安定化がプレイ体験そのものを別物へとアップデートしてくれる。
動かない作品はどれ?PS5非対応ソフトの独占リストと注意点
99%以上の互換率を誇る一方で、システム構造の特殊性によりPS5では動作しない「非対応PS4ソフト」がごく僅かに存在する。現時点で公式に非対応と指定されている主なタイトルは以下の通りだ。
・Afro Samurai 2 Revenge of Kuma Volume One
・Just Deal With It!
・Robinson: The Journey
・We Sing
・Hitman Go: Definitive Edition
・Shadwen
これらのタイトルをPS Storeで検索すると「PS5ではプレイできません」という警告が表示される。ただしリストに載っている作品の多くはマニアックなインディーズタイトルや海外専売品であり、国内外のメジャーな大作ソフトはほぼ完全にカバーされていると考えて差し支えない。
コントローラーの壁に注意!DualSenseとDUALSHOCK 4の使い分けルール
互換機能を活用する上で、プレイヤーが真っ先に突き当たるのが周辺機器の扱いだ。PS5付属の「DualSense ワイヤレスコントローラー」を使えば、すべてのPS4ソフトを操作できる。ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーといったPS5固有の機能はPS4ソフト側が対応していない限り限定的な動作にとどまるが、操作性自体に支障はない。
一方で、手元にある「DUALSHOCK 4」(PS4用コントローラー)をPS5に接続して使う場合は注意が必要だ。DUALSHOCK 4は「PS4ソフトをPS5で遊ぶ時」に限り問題なく動作するが、「PS5専用ソフト」をプレイする際には使用できない。格闘ゲームやFPSで使い慣れたDUALSHOCK 4を継続利用したい場合は、起動するタイトルのバージョンを意識する必要がある。
知らないとデータを失う?セーブデータ引き継ぎに潜む「隠された落とし穴」
PS4からPS5への移行において、最もトラブルが発生しやすいのがセーブデータの引き継ぎ作業だ。「PS4ソフトのセーブデータ」を「PS5で起動する同PS4ソフト」へ持っていく作業自体は非常にスムーズに行える。Wi-Fi経由のデータ転送、外付けストレージ、あるいはPlayStation Plusのクラウドストレージ機能を活用すれば数クリックで完了する。
最大の罠は、「PS4版からPS5アップグレード版(PS5専用バージョン)へ移行する場合」に存在する。セーブデータの互換処理はSIEが一括提供しているわけではなく、ゲーム開発会社ごとに個別実装されているからだ。ゲームによってはゲーム内メニューから明示的に「データ書き出し」を実行しないとPS5版で読み込めないケースや、トロフィーの再取得条件が異なるケースがある。自動的に引き継がれると思い込んでPS4本体を初期化してしまうと、数百時間を費やしたセーブデータが永久に失われる恐れがあるため、作業前の確認が絶対条件だ。
PS4からPS5へスムーズに移行するための準備とFAQ
これからPS4のライブラリをPS5へ引き継ぐプレイヤーに向けて、トラブルを避けるための要点をまとめた。
Q: PS4のディスク版ソフトは、PS5デジタル・エディションでも遊べる?
A: 遊べない。ディスクドライブ非搭載のデジタル・エディションではディスクの読み取りができないため、手持ちのディスク版PS4ソフトを遊ぶにはディスクドライブ搭載型のPS5本体(または後付けドライブ)が必要となる。
Q: PS4で使っていた外付けHDDはPS5にそのまま挿して使える?
A: そのまま使用可能だ。PS4ソフトが保存された外付けHDD/SSDをPS5のUSBポートに接続すれば、再ダウンロードの手間なく即座にプレイを開始できる。PS5の内蔵SSD容量を圧迫しないためにも、PS4ソフトは外付けストレージに集約して管理するのが最も効率的な運用方法と言える。
旧世代の資産を無駄にせず、圧倒的なパフォーマンス向上とともに旧作を蘇らせるゲーム体験。準備とルールさえ押さえておけば、PS5は過去最大級のゲームライブラリを最も快適に楽しめる夢のハードとなるだろう。 (出典: ps5 ps4 互換性(Yahoo!ニュース))